
対話カフェ Vol.6
テーマ:私にとっての居場所って?
2023年12月2日、真庭市立中央図書館で「私にとっての居場所って?」をテーマに対話カフェが開催されました。
今回は14名の参加者が集まり、みんなで「居場所」について語り合いました。
対話カフェのルール
- 何を言ってもいい
- 人の意見を否定しない
- 発言せずに聞いているだけでもOK
- 知識ではなく、自分の経験に基づいて話す
- 話がまとまらなくても大丈夫
私にとっての居場所って?
対話の前半では、「私にとっての居場所って何だろう?」について参加者がフリップにて回答しました。
- ひとりぼっちと感じなくてもいいような場所が、私にとっての居場所
- 夜の街。月に一度家族の了解を得て、ひとりでバーへ呑みにいく時間と空間が、私にとっての居場所
- 人との繋がり。場所や空間ではなく、人との繋がりを感じたときに居場所を感じられる。
- 緊張しなくてもいい。何かしてもいいし、べつに何もしなくてもいい場所
- 排除のないところ
- 緊張しなくてもいいところ
- 自分の「好き」を表現できるところ。対面でもネットの世界でも問わない。思い出の中でも良い
- 場所ではなく、がんばれる環境が私にとっての居場所
- PTA、職場、家庭、サークルなど、自分らしくいられる場所
- 「おかえり」って言えるところが、自分の居場所だと思う
- 幸せを感じられる場所
- 自分を見つめる時間が居場所
- 「一緒にごはん食べよう」「一緒に出掛けよう」と声をかけてくれる存在がいる、地域コミュニティ
- 充電できるような、「世界の中心が私だ」と言えるようなエネルギーの上がる場所
居場所の感じ方
対話の後半では、「役割があった方が居やすい?」について参加者が意見を交換しました。
- 人との繋がりという意見もあったが、誰にも会いたくない日もある
- 大勢の中でポツンと一人になって、「帰りたいな」と思うことがある。人数が多いけど知らない人が多い場所でもそう思う
- 一人でいるときと、みんなでいるときでは、「居場所」の感じ方が違う
- いろいろな場所で、自分の中に「オン・オフ」がある。ひとりでいるときに「オン」もあれば「オフ」もある。またみんなでいるときに「オン」もあれば「オフ」もある
- いろんな居場所を持っていて、行ってもいいし行かなくてもいい、という選択肢があるのが良い
- みんな積極的に人と繋がろうとしていて「すごいな」と思う
- 前は一人であちこち転々とするのが好きだった。おかげで今はいろんなところに繋がりが生まれ、居場所が生まれている
- 夫が亡くなり一人になったことで、妻としての役割がなくなった。今は自分の役割を外に求めるのか内に求めるのか、悩んでいる
特定の居場所に留まることが怖い?
対話の中では、「特定の居場所に留まることが怖い」についても意見を交換しました。
- 特定の居場所にいることが怖い。そこに依存してしまっているのではないかと思ってしまう。みんなはどう思っているのか
- 居場所とは揺らぐもの、変わっていくものである
- 居場所とは余裕なのかもしれない。怒っている人は居場所、余裕がないのかもしれないと思う。
- その場所を面白がることで、居場所になるのではないか
どう居場所をつくるか?
「どう居場所をつくるか」についても対話が行われました。
- マジョリティ側であれば居場所がつくりやすいのではないか。一方でマジョリティ側ではなかった場合、どうやって居場所をつくることができるのか
- マイノリティたらしめている特性をまわりが受け入れたり、認めたりすれば、それが居場所になるのではないか
- 人はみな、一人で荒野を歩いているようなもの。それぞれの気持ちを他者とシェアし合うことで居場所が生まれるのではないか
みんなの感想
最後に参加者たちから感想が述べられました。
「対話を通じて居場所について深く考えることができた」
「居場所についてネガティブなイメージを持っていたけど、そう思わなくなった」
おわりに
今回の対話カフェでは、「私にとっての居場所って?」というテーマについて多くの視点から対話がおこなわれました。
次回の対話カフェも楽しみにしています!
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